メンタル

脱力で人生快適に

脱力。

私の人生の中ではかなりの大発見です。

「リラックス」とか「力を抜いて」とかいうレベルの脱力とは次元が違います。

超脱力なんです。

いのり流の脱力についてご説明します。

脱力のメリット

  • 動じない、テンパらない
  • 肚が座って凄味がでる
  • 平常心で100%の実力を発揮できる
  • 肩こりをはじめとする全身のコリが解消する
  • 全身の血行がよくなる
  • 疲れにくくなる

などが主なものですが、他にも派生的に良い効果がたくさんあります。

やり方

ただ力を抜くだけとはちょっと違います。

やり方のポイントは

  • 姿勢を整える
  • 呼吸は深くゆっくり
  • とにかく力を抜く
  • 以上を常に意識する

です。

姿勢を整える

正しい姿勢ができていれば、姿勢を保つための最低限の力しか使わなくてすみます。

逆に姿勢が悪いと支えるためににどこかに余計な力が入ります。

例えば猫背であれば重い頭を支えるために首、肩、背中に力が入りコリの原因になります。

直立する時の説明をします。

理想はバランスをとって「骨で立つ」ということです。

高く積み上げた積み木のようなイメージです。

高く積み上げた積み木もバランスが取れていれば自立できます。

もう一つ、イメージとして操り人形のイメージがあります。

頭には百会というツボがあります。頭のテッペンにあるやつですね。

この百会から糸が1本伸びていて操り人形が空から吊るされているイメージです。

スッと一本の棒のようにキレイに立ちます。

とにかくバランスをとって余計な力を一切使わないように姿勢を調整します。

この時、吊られているイメージが強すぎるとお腹に力が入って胸と肩が上がって不安定な感じになってしまいます。これは失敗です。

姿勢はスッと伸ばしつつ、上半身はどっしりと腰の上に乗っていなければなりません。

ちょっと不格好ですが、力を完全に抜くのでお腹がポコッと出た感じになります。

呼吸を整える

呼吸は、とにかく深くゆっくりです。

一呼吸ごとに脱力するイメージです。

深くゆっくりの呼吸を続けると息苦しくなることがあります。

酸素の消費量と呼吸のペースが合わないと酸欠になって苦しくなるので、苦しくならないペースを探りながら深くゆっくりの呼吸を続けます。

身体に余計な力が入っていると酸素の消費量は増えます。

スキューバーダイビングでは、ベテランと初心者とではボンベの空気の消費量が全然違います。

私は以前スキューバーダイビングをしていましたが、スキューバーダイビングを始めてすぐの頃、私のボンベの空気はなくなってしまったのにインストラクターのボンベの空気は全く減っていないということがありました。

緊張して身体に力が入っているとたくさんの酸素が必要になります。

逆に心も身体もリラックスしていると酸素の消費量は少なくて済みます。

深くゆっくりの呼吸を続けるには心も体身体もリラックスしていることが大事です。

力を抜く

脱力とかリラックスとか。

よく聞きますが、これはすごく難しい技術です。

これが簡単にできれば誰も肩こりになんかなりません。

私もひどい肩こりに悩まされていましたが、かなり改善しました。

力を抜くとは。

力が入っていることを自覚することから始まります。

風の強い冬の夜道で背中を丸めて歩いているとき。

きっと身体が縮こまって肩、背中、腕に力が入っていますよね。

難しいことを考えているとき。

きっと、眉間に力が入っていますよね。

嫌いな人に嫌がらせされたことを思い出して思い出し怒りをしているとき。

きっと、眉間にしわを寄せ、奥歯に力が入り、喉は締まり、首にも肩にもお腹にも力が入っていますよね。

力が入っていることに気がつくことができれば、力を抜くことができます。

気付きと脱力の繰り返しです。気付いたら姿勢と呼吸を整えて脱力です。

姿勢の悪さや体形的に自覚できない筋肉の緊張はありますが、自分の身体をよく観察すれば気付ける筋肉の緊張はかなりあります。

その気付ける緊張をこまめに緩めてやるのです。

それだけでかなり脱力に近づけます。

ここでとても大事なことがあります。

それは力を「どこに抜くか」ということです。

ただ「力を抜く」いっても難しいと思います。

頑張って「力を抜くぞ~!」と気合を入れると、たぶん眉間に力が入っています(笑)

では、どうやるか?

抜いた力の行き先をイメージしてやると上手くいきます。

どこに抜くか?

私がやっているのは「臍下(せいか)の一点に意識を集中する」という方法です。

おへその下の一点です。

武道ではよく「丹田」と言われている所がありますが、丹田とはちょっと違います。

おへそから指3本分くらい下のお腹の中の深い所です。

武道では下腹に力を入れるとか丹田に力を入れるなどと言いますが、今回説明している方法では、力は入れません。

そもそも「臍下の一点」は力を入れようと思っても力が入らないところです。

脱力する時に「臍下の一点」を意識して、力を「臍下の一点」に流して抜いてやるイメージです。

ただ「力を抜く」といっても上手くいかないのはどこに抜けば良いかわかっていないからです。

「力を抜く」先をイメージすると上手くいきます。

常に意識する

以上の

  • 姿勢を整える
  • 呼吸は深くゆっくり
  • とにかく力を抜く

を常に意識することを心がけます。

その際「臍下の一点」を意識します。

「臍下の一点」に集中して、力も意識も「臍下の一点」に収束させます。

さらには、自分を中心とする周りの空間、地球、宇宙、時空全てを「臍下の一点」に収束させるイメージです。

このイメージを日常生活の全ての場面において練習します。

これらを体現した状態を私は「基本状態」と定義して日頃から意識しています。

人間が一番能力を発揮できるのは、火事場の馬鹿力などの特殊な状況を除けば、間違いなくリラックスしているときです。

プロのアスリートが驚異的な記録を出したりパフォーマンスを見せるのはリラックスして集中しているときです。

ゾーンに入るとかフローという状態です。

誰でも緊張してテンパった状態では能力を全く発揮できません。

大事なのは肝心な時にリラックス状態でいられることです。

私が勝手に定義している「基本状態」。

姿勢がよくて、呼吸が深くゆっくりで、どこにも力が入っていなくて、力も意識も世界も時空も全てが臍下の一点に収束している状態。

これはかなり能力を発揮しやすい状態です。

能力を発揮するために重要な要素がそろっています。

ただ、常に「基本状態」でいることは難しいです。

日常生活ではいろいろなことが起きます。

緊張することも、テンパることも、パニクることも、頭が真っ白になることも、恐怖で体が動かなくことも。

でも、いいんです。

すぐに「基本状態」に戻れれば。

すぐに気付くこと。そして、すぐに戻れること。

繰り返し練習していればだんだん上手になってきます。

上達してくるとなかなか乱れなくなりますし、乱れても一瞬で基本状態に戻ることができます。

あともう一つ「常に意識する」を心がけることのメリットとして、余計なことに頭と心を使わないという効果があります。

特に、悩み事や自分ではどうにもできないこと、不平不満、イライラで頭がごちゃごちゃしている時は効果的です。

無になろうとか、忘れようとか、仕事に集中しようと思えば思うほど考えてしまってイーッとなります。

何かを考えないようにするには別の事に集中するのが有効です。

姿勢を整え(1)、呼吸を整え(2)、全身脱力して(3)「臍下の一点」に集中(4)です。(全部合わせて「基本状態」)

4つの事を意識して集中したら他の事を考えることは普通の人には無理です。

あとはこの状態をキープしながら、仕事とか読書とか運動とか集中したいことに意識を移していきます。

雑念が沸いてきたら再度「基本状態」を強めに意識します。

すごい効果

基本状態が板についてくると、周りの人の自分に対する態度が変わってきます。

いつも落ち着いた雰囲気で、ちょっとくらいじゃ動じなくて、凄味が出るからだと思います。

また、イラッっとすることがあっても、悔しいことがあっても、不満があっても、一瞬で消せます。

いつでも「基本状態」を維持するようにして、もし乱れてもすぐに戻る練習をしていれば、よっぽどのことがあってもすぐに平静を取り戻せます。

「基本状態」は心も身体もベストに近い状態です。

いつでも能力全開で戦えます。

このスキル、わくわくしませんか?

おわりに

いかがですか?

本当はもっと奥が深くて、他にもいろいろなテクニックや感覚を使っています。

しかし、これは「こうやれば誰でもできる」というものではなく、自分自身で手探りで身に着けていく類のものだと思います。

私は、得体の知れない不安感、焦燥感、恐怖、イライラなどに悩まされていたこともありますが、今ではほとんどありません。

もしそのような感覚に襲われても、すぐに基本状態に戻ることができます。

人前に出ても、大きな失敗をしても、まあまあ基本状態を維持することができるようになりました。

なんだか淡々として面白みがなくなったような気もしますが、心の平穏を手に入れた代償なのでよしとします。

人前で緊張して普段の能力を発揮できない人、いつも緊張して身体がカチコチで肩こりで困っている人、落ち着きがないと言われる人などはぜひ試してみてください。

すぐには変われませんが、いつも「基本状態」を意識して続けていれば必ずうまくなります。

そして、何かヤバイことがあってもすぐに平静を取り戻して能力全開で問題解決に取り組めます。

このスキルを身につけると人生かなり快適になりますよ。

心と身体の脱力スキルを身につけて、心穏やかで快適な毎日を《祈》

参考

この記事で出てきた「臍下の一点」という言葉は

「氣の威力」(藤平光一著)

という本で知りました。

武道をやっていてなんとなく感じていた武道の極意的なものが文章で表現されていて嬉しくなり、また、発見も沢山ありました。

この本は70歳を超えて未だ現役の仙人のような武道家からもらった本で、間違いなく私の人生の快適度を上げてくれました。

かなり古い本で、プロ野球の王貞治選手が偉業を達成した裏に「臍下の一点」が関係しているのは驚きでした。

この本には武道をしていない人にも人生で絶対に役立つ教えが沢山詰まっています。

生き辛い思いをしている方は是非!